「しょんなか!で済ましてしまおう 老後の特権」
「しょんなか!で済ましてしまおう 老後の特権」
※「しょんなか」はしょうがないの博多弁(九州弁)です
20年以上の介護事業を通し、幸せな老後をお迎えの方とそうではない方々を見つめてまいりました。
老後の幸せこそ人生の幸せです。終わりよければすべてよし!なのです。
さて、今日のお話は、「しょんなか!で済ましてしまおう 老後の特権」のお話です。
老後にはシルバーパス以外にも素晴らしい特権があります。
それは「しょうがない」の一言、博多弁で言うところの「しょんなか」です。
しょうがない、仕方がないという言葉を使いたくない人は「しょんなか」と覚えてください。
心の中にある執着を切り離してくれる効果を持つ言葉です。
この言葉を使うと、心が軽くなり明るい気持ちを取り戻すことができると思いますよ。
「仕方ないとあきらめるのはもっと先だから!」
「まだまだ努力が足りてない」と若い頃は自分を奮い立たせてきたかもしれませんが、
歳を重ねた今は「しょんなか」も使ってみてください。
この言葉は、シルバーパスと同じように周りも認めてくれる魔法のフレーズです。
「しょんなか」と明るく言ってみると、その瞬間、あなたの心の中にあった執着、
たとえば「昔はもっとできたのに」などの不安や自分に対する失望が、
すっぱり切れることに気づくはずです。
すると伸びやかで自由なあなたに気づかれるのではないでしょうか!
例えば「しょんなかねぇ~。よかよか、何とかなるけん」
意味は、「しょうがないね。でも何とかなるから心配しないでいいよ」ですが、
どこかに朗らかさを感じませんか?明るくなりませんか?
「しょんなかねぇ~。誰だってそんなときもある」
「しょんなか。今度はうまくいくさ」という具合に気楽に笑って使いましょう。
「笑うかどには福来る!」本当に福が来ますから!
「しょんなか」を受け入れて進んでみると、新しい道が続いているのに気付けるのではと思うのです。
私はいつも思うのですが、何事も物事の捉えようです。
物事の捉え方次第で、「5年後10年後にどうなるんだろう?」の不安が消えていきます。
「頑張れ、頑張れ」では、心まで息が詰まってしまい、さらに老化してしまうでしょう。
自分を追い詰めて老化を加速させて楽しいですか?
今まで十分に頑張ってきたのですから、もう「頑張れ」は卒業して良いのです。
頑張って上ばかり見ていては、首や肩が痛くなります。
「しょんなか」というと道端に可憐な花が咲いているのに気付きます。
可愛らしい草花を見て、ゆったりとした呼吸で過ごしましょう。
その方がむしろ健康にも良く、長生きのコツです。
老後は楽しい世界です。さあ、「しょんなか」をうまく使って、こびりついた執着をこそげ落としましょう。
しょんなかねぇ~で執着を切ったあなたには、神様はもっといいものを用意してくれてると思いますよ!
目線が変われば、老後には楽しいことがたくさん待っていますから。
おめでたさをここにも見つけましたよ。
いかがですか?このように人生おめでたく生きていましょう。