【老後のお金の不安への対処法】お金の不安をなくすためにやっておきたい3つのこと
今日のテーマは、幸せな老後のための「お金」について
サロンdeリエコ流お金の心配から自由になる「お作法」のお話をいたします。
まず、お金の心配ばかりしていても本当の幸せはつかめないでしょう。
お金だけに限らず、何事も心配ばかりしていても問題は解決しないのです。
私たちは、今や人生100年の時代です。
長寿という贈り物を手に入れたと言うことはとても喜ばしいことなのです!
と言う具合に、まずおめでたく捉えて参りましょう。
ところが、60歳で定年だとしたら、残り40年をどう過ごすのか?
ここでお金のことが気になりますよね。
でも、まず漠然とした不安を持つのではなく、何事も具体的に行動し考えて参りましょう。
例えば、60歳を超えたら、年金の受給額なども把握しておきます。日本年金機構から「ねんきんネット」「ねんきん定期便」でお知らせが毎年送られてきます。
ある程度の生活資金計画を立てておくことも大切です。
年金が予定より少なく、預貯金も十分ではなく、これでは足りないと思うかも知れませんから。だからと言って不安ばかり持っても解決しません。
さて、
ある時、私の知人が、「貯金が足りない」と、こう老後を心配するのです。
彼女はまだ60歳で、現役で仕事もしています。
働けなくなったら年金だけで、生活できるのだろうかなど、歳を重ねるごとに不安になる方も多いと思います。あなたもそう思いますか?
もちろん、生きて行くためにお金は必要です。
ただ、マスコミの報道で老後のお金の心配が大きくクローズアップされ過ぎているせいで、心配も必要以上に大きくなっている様に思うのです。
もっと軽やかに考えた方が、良い解決策が浮かんでくるものです。
先行き不安になるのではなく、ちょっとおめでたく考えて、他に目を向けるのです。
それが結局は近道です。
現代は昔に比べ、20歳ほども若くなっているという統計もありますから、
元気な方は、体が元気なうちは、無理なく仕事をしていくと言う生き方ももちろんあるわけです。
この時大事なことは、自分のやりたい仕事をしていく。
我慢ではなく楽しみとなる仕事を探すことです。
するとワクワクしてきませんか?
そしてこの様な方達が今随分増えてきています。
しかも、日本の少子高齢化による労働力不足の一助になると思えば、
「まだまだ私も捨てたもんじゃないわ」と元気になれるものです。
健康にも良く、経済的にも豊かになれるでしょう。
また、こんなこともあるのです。
私が関わらせて頂いている高齢者様たちはお金のない方もいらっしゃいますが、
決して不安の中でお過ごしではありません。
心豊かに暮らす方も、沢山いらっしゃるのです。
あるだけのお金で、色々と工夫を凝らしていらっしゃるからです。
何事も工夫次第なのです。
例えば、現在92歳の女性ですが、
数年前にご主人を亡くされ、ご自宅でお一人暮らしです。
私がお家にお伺いすると、畑でとれた作物をくださったり、ゴーヤなどの佃煮を下さったり。いつも何かしらを余分に作って、訪れる人に分けてくださるのです。
そして「おすそ分けするのが楽しみなの」と。
みんなが喜んでくれる事が一番の喜びだとおっしゃるのです。
日々の農作物や、縫い物や、お料理と
訪れる人との何気ない会話が彼女の生きる力になっている様なのです。
一人暮らしになっても、少ない年金暮らしに不満もなく穏やかにお過ごしです。
高齢者ならではの、小さくて心温まるコミュニティをお持ちで、
お一人でも温かみのある世界でお過ごしなのです。
彼女の生き方から、わかることは、お金が少なくても生きていけるという軽やかな覚悟と、身近なコミュニティの上手な活用なのですね。
自分はひとりじゃないのだと思える居場所があるかどうか。
彼女は一人暮らしでも居場所があるから、
不安を帳消しにしていらっしゃると感じるのです。
お金の不安の少ない人はコミュニティをお持ちなのですよ!
幸せはお金ばかりではないのです。
確かにお金はあった方がいいでしょう。
でも、ない袖は振れぬで、何ともならないこともあります。
不安に思っていたら、お金が生まれるならいいのですが、
そうではないならば、他の環境を意識して、高めて行く方がいいのではないでしょうか。
そして、人生はお金で全てが解決するわけでもありません。
家族、友人、健康、心と体、幸福であることなど全てのバランスが大事です。
彼女は、コミュニティとあるもので工夫して生きる、
という軽やかな覚悟があるからこそ、幸せにお過ごしなのです。
心配して増えるならばお金の不安に飲まれてもいいでしょうが、
増えないお金ならば、お金だけの心配はするのではなくこの様な生き方もあるのです。
この時に、お金の心配から自由になれるはずです!
いかがでしょうか。「心替え」で意識を変えて「幸せな老後」を迎える為のお話を続けていきますので、また次回をお楽しみに。